民泊のリネン類(シーツなど)洗濯はどこに任せるのが良い?
民泊でお客様の肌に触れるシーツや枕カバーといったリネン類、どのように洗濯をして、ベッドメイキングをするのが良いでしょうか?洗濯のエキスパートが民泊のリネンについて紹介します。
コインランドリーアワードを受賞し、米国の一流経済紙・ウオルストリートジャーナルや、日本のTV番組「ガイアの夜明け」でも放送されたクリーニング業界の新星パイオニア、札幌・ジャバリン代表、竹内康氏にお話を伺いました。
民泊のリネン類(シーツなど)洗濯はどこに任せるのが良い?
法人向けのリネン類は、基本的に工場に出す大手クリーニング店が取り扱っています。
その殆どはホテルを中心に扱っているので、民泊のように「少量の法人のリネン類」となると、どの地域も断られる事が多いのが実情のようです。
民泊の洗濯に、信頼のできる有人コインランドリー(洗濯代行)を使うのはひとつの手です。大手で見落としがちな血液や食べ物のシミなどを完璧に落とすノウハウを持っている、専門性の高い優良業者もあります。
有人コインランドリーで民泊運営の固定費を節約!
民泊を個人でされている方がリネンを洗濯する際、コストを抑えようと無人コインランドリーで洗濯をすることはあるでしょう。一見節約にみえるのですが、オーナー本人又はスタッフを介する場合、人件費がかかります。専門スタッフがいる有人のコインランドリー(洗濯代行)に出した方がコストパフォーマンスがあがります。
民泊の洗濯にかかるコストを変動費にできれば、有用性が高まります。繁忙期の場合、無人と有人を比較すると、有人のコインランドリーを使えば圧倒的に人件費を節約でき、品質も上がります。逆に閑散期にリネン類の洗濯が少なかったり、ゼロだったりする月があれば、洗濯をするために用意しておく人件費を0にできるので、経営者にとっては嬉しいです。
ラグジュアリーな民泊のリネン類は専門業者に
しわやシミが無い高級感ある仕上がりが民泊のお客様に求められます。多少コストをかけてでも、綺麗な仕上がりにこだわってくれる業者を選びましょう。顧客のニーズをつかむことで、民泊の評価を上げることができます。
弊社がある札幌市内は高級住宅街も点在し、民泊もラグジュアリーな物件が多いエリアです。リネン類にも高い品質を求められるお客様が大変多いのが特徴です。
<ジャバリンの創業ヒストリー>
ジャバリンは札幌で創業、私自身は11年前に北海道に移住してきてお店を立ち上げました。
大学で化学を専攻し、新卒の一社目は繊維の会社に入社。そこで表面改質という繊維の状態を変える研究を10年やっていました。その後、化粧品の会社に転職をし、パウダーファンデーションの原料を研究。そちらを辞して北海道への移住。それを機に経験を生かして自分でできる仕事がないかと考えたところ、洗濯の仕事がピッタリだと思ったので開業するに至りました。
創業当時の11年前は、東京で洗濯の代行業がブームで、札幌でもその事業を開始しようと試みました。当初、衣類の洗濯代行は札幌の人々に馴染みが薄かったのですが、布団を洗うというところから徐々に知名度をあげ、現在は民泊のリネン類などの法人へのサービスを扱うようにもなってきました。
コロナ禍も好調だったランドリーサービス事業
弊社は業界のフロンティアとして札幌で旗をあげました。顧客を新規で開拓するために新しいサービスを積極的に企画。有人コインランドリーサービス事業がヒットし、売り上げを伸ばしています。
現在、個人と法人のお客様の割合は半々ぐらいで、個人向けの洗濯代行のお仕事が伸びてきていて数多く請け負っています。法人からのリネン類の依頼はコロナ禍の影響で一時期減少していますが、また増えてきています。
新ブランド・「アラワサッタ」誕生
東京オリンピックで民泊需要が増える見込みでリネン類を準備していた頃、複合型の新しい個人向け事業を開始しようと始めたのが「アラワサッタ」というサービスです。
〝失敗しない洗濯〟を提供していくというのをコンセプトに、お客様が持ってきた衣類をクリーニング師の資格を持つスタッフが洗濯から乾燥まで行います。
第五回コインランドリーアワードを受賞!
2020年、アラワサッタは「コインランドリーアワード」でグランプリを受賞、みごと日本一のコインランドリーの座を獲得しました。地道にロゴを作ったり、札幌市中央区に移転をしたり、ブランドイメージをかなり固めた甲斐がありました。
その後、海外の一流経済新聞に取り上げられたり、日本のテレビ番組・でも放映されたりと、メディアの影響で、知名度にはかなり弾みをつけています。
有人のコインランドリー「洗濯代行」について
当社のように、全国的に有人コインランドリー、いわゆる「洗濯代行」のお店は増えつつあります。コインランドリーとクリーニング店が一体化して、ひとつのお店で全部完結するというところがユニークな点です。
普通のクリーニング店は、一点当たりの単価でクリーニングの料金が決まっていますが、当店では、複数点持ってきた場合に、コインランドリー料金のみを徴収させていただいています。例えば、お布団とダウンジャケットをお持ち込みになっても、コインランドリー使用料以外の、それぞれ個別の料金はいただきません。
札幌から世界へ!痒い所に手が届くコインランドリーを目指して
例えば、普段着のTシャツなどの洗濯ものに混じって、自分の大切な衣類だけ特別丁寧な洗い方で仕上げてほしい、あとはコインランドリーで洗濯がしたい、といった場合使い分けが可能です。
ひとつひとつの衣類を個別にご相談をして、お客様がやってほしい内容で洗濯をしています。
ダウンジャケットの染み抜きなど、汚れやすい箇所が限定的なものなどに関しては、先に局所的に染み抜き(有料)をしてから、コインランドリーで洗うなどのサービスも展開しています。コインランドリーに放り込む前に、仕上がりについて熟知したプロに判断をきくことができるのです。
徹底的にお客様の声をきく
創業当初は考えもしなかった「有人のコインランドリー事業」がうまく拡大した背景として、お客様ファーストで様々いただくご意見を反映したことが功を奏したのかなと思っています。
こちらも、プロとしての経験を踏まえ、的確に衣類がクリーニング後どのようになるのかについてお伝えしています。お客様にどの洗い方がいいのか判断いただくことで、結果的にコスパの良いサービスに繋がっています。
民泊代行と洗濯代行 業界パイオニア同士で
民泊代行、エアグローバルエージェンシー(AGA)の近江さんに出会う前は、クリーニングのセクションは旧本社と菊水工場というところの2つを稼働させていました。その施設でこなせるキャパシティは当時飽和状態だったので、近江さんからは
「オリンピック需要を見越して設備を拡充した方がいい」
というアドバイスと、
「ラグジュアリー民泊向けのきちんとしたアイロンがけサービスを徹底した方がいい」
というアドバイスを受けました。それで両方の設備を補強する決断をしたんです。本店を今の場所に移転したおかげで、新しく始めた他業務を含めると、こなせる仕事は従来の1.2倍くらいにかなり増えました。良いきっかけをいただいたと感謝しています。
近江さんとは、弊社が民泊リネン類を承り始めたころの最初のお客様で、個人で洗濯代行のサービスを使っていただいていたということがきっかけです。当初は、一軒家で民泊をされていて、そこにリネン類を運び込んでいました。まだまだ、一般的に民泊が知られていない時代でした。私は、「個人宅らしきお住まいに、毎回違う海外の方が出入りをしている。近江さんは一体ここでどんなことをされている方なのだろう?」と、内心不思議に思っていました。当時札幌でもAirBnBは初めて出来た位の、黎明期からのお付き合いです。
お部屋の清掃(斡旋による)なども含め、近江さんが札幌で運営している民泊のお部屋のリネン類の交換全般を請け負っていました。創業当時から民泊のリネン類を扱っているので長いお付き合いになります。業界のパイオニア同士、今後も、民泊のリネンクリーニングサービスの向上に努め、共に歩んでいきたいです。
【会社情報】
布団も洗える コインランドリーは 札幌 ジャバリン (jabbaring.com)
この記事へのコメントはありません。