高収益な民泊の5児ママ社長が語る、未来を切り拓くエッセンス
水田佳苗(ジェンかな)さんは、数多くの民泊を運営する敏腕女性社長で、プライベートは現在5人のお子様を育児中の現役ママです。発売中の近著『高収益民泊の教科書』では、「高単価」「高評価」「高リピート」の3高を実現する88のルールを紹介するほか、昨年からは新たに”女性向け民泊ビジネスコミュニティ”を運営。気さくで情熱的な水田さんを慕う受講生らとともに民泊ビジネスを成功させています。事業を始めたきっかけから、未来の展望まで詳しくお話を伺いました。
水田佳苗さんが民泊ビジネスを始めたきっかけ
私が民泊事業を始めたのは今から10年前です。それ以前は会社員をしていていました。広告代理店や外資系企業を経て、最終的には独立を目指しエステ業界でビジネスの研鑽を深めていました。
エステの業界というのはとても華やかで女性に優しい業界に見えます。しかし、拘束時間が長い割には給与が低い、子育てとの両立がしづらいなど、この先キャリアを築くにはハンデが多いとも感じていました。生涯継続してやっていくには不安もあったので、2014年ごろから副業として民泊を始めました。
エステを辞めて民泊運営を本業に
私は日本の民泊黎明期から事業をスタートすることができました。それは、キャリアパスの間に培った様々なご縁が重なってのことです。エステの前に働いていた広告代理店時代、知人の不動産業会社オーナーが海外拠点(ハワイ)を立ち上げる際、翻訳の仕事の依頼を受けたことに始まります。そのオーナーからは、請け負った実務以上に、私が留学経験で培ったコミュニケーション能力を高く評価してくれました。
そこで、当時まだほとんどの日本人が知らない海外トレンド「インバウンド向け民泊」を一緒にやりませんか?と提案をいただきました。結果的に今の民泊事業の礎となるサポートをいただく運びとなり、エステを辞めて民泊運営を本業とすることに舵を切り、現在に至ります。
はじめは京都の駅前物件民泊から
開業当初はいわゆる「駅前物件」と呼ばれる、アクセスの良さを売りにした所が業界トレンドでした。その流れに乗る形で、京都駅前10物件を皮切りに、大阪など主要都市約20箇所をオープン。会社員との2足のわらじで始めたということもあり、多忙を極め、立ち上げ当初の1年間は、本当に寝る間を惜しんで仕事をしていました。
2年目から戸建民泊物件の管理へ
2年目に入ってからは戸建て物件購入から民泊運用へと、大きなお金が動くビジネスにチャレンジを始めました。最初の頃は「上手くいくのだろうか?」という不安も大きくある中、とにかくきっちりとした分析に基づき事業を推進することに注力しました。
戸建て物件は、物件に対して愛着を持って設計をしていけるのが最大の魅力です。私が管理している物件は9年目に入りますが、環境は美しく保たれたままなので、リピーターのお客様が多数いらっしゃいます。
本年は、7月と8月に新規で2棟立つので、合計4棟の物件を管理することになりました。現在は現在は戸建て物件に集中して運用しております。
民泊ビジネス初心者の方へ
今までと同じことをしていても人生は変わりません。尊敬する経営者の方々からのアドバイスは全部実践するなど、勇気を持って新しいことをするのが大切になってきます。やる時はしっかりとした準備をしてコツコツやるのが秘訣だと感じています。
<現在取り組まれている事業について>
民泊ビジネスコミュニティ立ち上げへ
民泊運営講座を開講し、のべ120名、講座一期生の卒業を見送るなど、情報コンテンツの発信やインフルエンサー活動も忙しい毎日です。お陰様で講座受講生も次々と民泊事業を立ち上げ、実績をあげており、とても嬉しく感じています。
元々2018年ごろから、不動産業界や観光業界向けにコンサル業をしていましたが、携わったプロジェクトのリピート率と収益率が高かったことから、オーナー様から「一緒に運営したい」というお声がけも多かったのです。
こういったノウハウを一般向けにわかりやすく教えて欲しいというお話は多く、コンテンツを作るということに対してハードルがそれほど高くはありませんでした。
5人の子供を育てながら、女性向け民泊講座ができるまで
民泊開業当時は、フルタイム勤務の会社員をしながら、民泊の立ち上げに奔走する日々を過ごしていました。そんな最中でも民泊のコンサルティングのお引き合いや、「投資するから物件管理をやって欲しい」というお話は頻繁にいただいていました。女性向けにノウハウを教えて欲しいという依頼も来ていたのです。
しかし、一般的には、家を購入したり、賃貸を契約するということは、数多くの「意思決定」を伴うため、男性がこれを担う場合が多いと考えられます。女性は「決断を下す」という経験が男性と比べて少ないので、いざビジネスとなっても意思決定がボトルネックとなる方もかなりいらっしゃいます。
いくら高収益で運営できる民泊運営のノウハウを手にしても、それをやるまでの決断力や、最後までやり抜くコミット力を発揮できなければ意味がない…。そういった心配もあり、当初女性向け民泊セミナーのお引き合いが来た時も、頑なにそれを断っていたのです。
女性をエンパワメントすることに注視
ビジネスにおいて、決断するタイミングをぶらさないことはとても重要です。私がコンサルティングで携わったクライアント様には、マインドセットの部分に重点を置いてきました。満を持して民泊ビジネス講座を女性向けに開催した時も、事業を推進するためのマインドセット強化をメインにお伝えしました。
2023年、そういった女性のウイークポイントを細かくフォローできる講座の内容にブラッシュアップ。女性をエンパワメントできる民泊ビジネスセミナーとしてまとめました。現在1期の卒業生を輩出、1年間で延べ120名の生徒さんにご受講いただいています。
先ずは金銭的に負担のない範囲から
当コミュニティはまずは自分の精神的にも金銭的にも負担の少ない賃貸での民泊運営からスタートして、実績を作って拡大していくというところをテーマにしています。受講生の方も、地方の方も数多く参加されています。
いかに今自分が持っている環境や資本を最大限活用できるか?ということに重きを置いています。スモールスタートで始めたとしても、当コミュニティのコンセプトでやれば高収益な民泊運営ができるような設計となっています。数多くの会社員や主婦の女性が、この講座を受講し、お金も時間も心のゆとりもある人生へと、人生が変わっています。
子育てと不動産事業について
不動産運営は自分達の労力や時間を直接費やすことがなく収益を見込めるものになるので、子育てとの両立のしやすさは群を抜いていると思います。
子供は7人欲しいと思っています。相当ユニークだねと言われますが、私は子どもが大好きなのです。そして子育てには、お金も、子どもに費やす時間も、そして心のゆとりも必要ですが、今の民泊を通じた仕事のスタイルでは、それらが全て満たされると感じています。ですので、子どもがたくさんいても安定した幸せな暮らしが送れています。
キャッシュが生み出され余裕が生まれることで、生活が楽になるだけでなく、子供の心身の成長と自分自身のビジネスの成長は全く同じだと考えています。普段、家で仕事をしている姿を見せ続けているので、お金を稼ぐことと人様に喜んでいただいていることがイコールであることを伝えています。仕事に対してポジティブな姿勢を見せる=毎日、私が家でオンラインで仕事をしながら楽しんでいる様子を見ているので、子どもたちの仕事へのイメージはとてもポジティブなものです。
また、お客様や講座生にたくさん喜んでもらう事=お金をたくさんもらえる事だと、子どもたちも理解しているようです。
母として、子育てはもちろん仕事に関しても楽しんで取り組んでいる様子を見せる事は、子ども達にとっても、将来をポジティブなものだとイメージできます。そして、子どもにとって早い段階での生きた学びにもなっていると確信しております。
AirGrobalAgencyについて
AirGrobalAgencyの代表、近江さんとの出会いは2023年8月が最初です。最初の印象はとにかく寡黙な方。しかし、ビジネスの話となると、とことん情熱的で、民泊事業にかなり真摯に取り組まれているということが伝わってきました。とにかく、事業の切り開き方がすごいなと思いました。海外ビジネス展開など具体的にお聞きすると、とにかくフットワークの軽さに驚きます。
猪突猛進という言葉がピッタリなタイプの方なのに、中身はかなり繊細で、緻密な分析も重視されていてそれが両立しています。とにかく絶妙なバランスでこの両輪を走らせている!そこが非常に好感が持てます。
私にはいつも太っ腹でいろんなことを教えてくださる、頼れる先輩です。民泊セミナーコンテンツの中身に対しても、とても深いところで興味を持ってくださっているのがわかります。民泊愛に溢れる近江さんからの質問で、こちらも学びになる突っ込んだお話をたくさん投げかけていただいているから、嬉しいです。
自分がこの先ビジネスに求める状況というのは、資金集めや爆発力といった既存のパワーを継続的にお金を稼ぎ続けるフローの中にしっかり落とし込んで、揺るぎないものとして確立し、更に前進することです。
おかげさまで私の元で勉強してくれている講座生も多種多様です。実際に海外に住んで、日本に戻ってきてから民泊ビジネスを学んで実践されている方や、海外不動産投資に強く興味を持っているメンバーも数多くいます。知識と経験両面で、近江さんと関わっていくことやサポートをお願いすることが今後増えてくると思います。引き続き、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
<INFO>
民泊セミナーのお知らせ、講座生は年に1、2回募集。
来期のスケジュールはLINEで告知しますのでご登録ください。
ジェンかな LINE
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