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日本人ビジネスパーソンの「発信力」を鍛えたい シンガポール在住Youtube10万人登録の経営者の生き方とは

現在シンガポール在住、日本人向けのビジネスセミナーや、ECサイトの運営など実業家としてご活躍のMePicks 代表の原貴則さん。コロナ禍においても攻めの姿勢を止めず、それまでアウェーだったフィットネス業界のYoutubeで10万人登録を達成するなど、躍進を遂げられています。そんな原さんが海外民泊事業を含む様々なビジネスシーンで活躍できている礎は何でしょうか?大学時代にまでさかのぼる、経営者としての原点と未来への思いを伺いました。

学生時代はバイトの面接に落とされ続けた

Image photo form ODAN-NET

大学時代の後半から自分でビジネスを始めた私ですが、最初は時給850円のローソンのバイトをして、月5万円稼ぐ生活から始まりました。しかしそのバイトに受かる前に5社の面接で落とされ、コンビニバイトでさえやっと手に入れた仕事だったのです。当時は社会との折り合いの悪さを感じていました。その頃私にとっての「仕事」とは、「つまらないもの」という印象でした。ひとたび社会人となれば、大変な仕事をする未来が待っているだけ。だから大学時代は目いっぱい遊ぶ。そんな刹那的な思考に囚われていたのが裏目に出たのかもしれません。

大人になりたくなかった大学生の私

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私が大学に入るまでに会話をしたことのある大人というのは、父親と学校の教師くらいでした。父は今でこそ尊敬の念しかありませんが、大学生当時の私には典型的なサラリーマンの嫌な姿だけ目について、反面教師として映っていました。「決まった時間に会社に行って、帰ってきたらお酒飲んでクダを巻き愚痴を延々と言う」といった、ネガティブな部分でしか認識していなかったからです。だから自分は将来「満員電車で死んだ顔をしているサラリーマンには絶対なりたくない」と胸に誓っていました。

「仕事」へのイメージを180度変えた出会い

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大学一年生のある日、友人のつてで、経営者の集まりというところへ出かけました。そこで「夢を目指して頑張っている大人」という人達にはじめて出会いました。メンバーとの交流で「仕事」へのイメージが180度転換したのです。彼らは自分が知っているサラリーマンたちとは真逆で、生き生きとした大人たちばかりでした。私にはとても新鮮に映ったのです。その出会いを経て、「今後、起業する/しないという選択肢が訪れたとき、自分は前者を選びたいな」と強く思ったのです。

大学生で借金200万円を自己返済

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学生時代は紆余曲折あり、投資詐欺に遭い、借金200万円を抱えていたこともあります。しかし、当時の私は親はおろかどんな大人にも頼りたくありませんでした。ひとりで節約して返済しようと「スーパー玉出」(大阪にある激安店)の39円のコロッケを2日に分けて食べたり、「牛丼のすきや」の前で、空腹を抱え、牛丼が食べた過ぎて呆然と立ち尽くしたりしたこともあります(笑)。食事を切り詰めた結果ガリガリに痩せてしまいました。この時の経験を経て、私はお金のない人の気持ちはとてもよくわかるようになりました。

極貧生活ののち、ベンチャーで働く

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極貧生活を1年程過ぎた頃、ベンチャー企業でインターン生として働く機会を得ました。半年ほど働いたのち、営業成績1番を獲得し、社長賞受賞するほどまで成績が伸び、そのまま就職する道も選ぶことができましたが、自分の中ではそれを選ぶ理由は見つからず内定は辞退しました。働くのであれば、どうしても自分が社長になりたかったのです。

ECビジネスとの出会い

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ベンチャー企業の大学生のメンバーに、中国から輸入してメルカリで服を売っているという女性が居ました。副業として仕事をしているらしく、あまり時間をかけず、軽やかに、月50万円くらい利益を出しているようでした。自分も彼女と同じ方法で試してみたところ結構すぐに利益が出たのです。それで「ECサイト凄い」と思うようになり、事業を拡大しました。GUやユニクロの魁になるような商品から、今流行している韓国系ブランドなどを含めたアパレルを日本のプラットフォームで売るということを続けていたら、学生の身分でありながら、月収200万円程稼げるようになっていました。そこから会社を設立して今に至る、という状況です。

エリートサラリーマンを目指さず 通販分野の魁として躍進

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大学では電子物理を専攻という超安定の学部に居ました。パナソニックをはじめとする日本の大手企業や電力関係に勤める人を輩出し、卒業生には年収一千万クラスが山ほどいるという、将来を約束された恵まれた環境です。しかし、私は大学生当時、そういった超大手企業への就職に甘んじることが人生のチャレンジになるのか?と大きな疑問を感じていたため、学生時代に起業したビジネスをそのまま継続することにしました。そこから事業を拡大して、中国のベンチャー会社との企画開発や広告運用やデザインの自社開発と、ワンストップで行ってきました。通販分野の魁として、アマゾンや楽天のトップテン入りを果たし、年商も億単位で叩き出せるほど結果も伴いました。

営業力を生かして販路を拡大

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当時は海外の企業に向けて、PRやデザインなどを含むワンストップ型の戦略的な商品開発をしている企業というのはとても少なかったので、販路を拡大できました。携わっている商品が登録者1000万人のYoutuberに取り上げられたり、TBSの「櫻井・有吉のTHE夜会」で取り上げられたりなどしました。
販売促進のビジネスに関しては、現在オンラインで講演会も開催しています。聞きに来る方は、法人や個人事業主のお客様が圧倒的に多いです。

フィットネス系Youtubeのヒット

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2019年ごろは巣ごもり需要でダイエット系Youtubeがとても流行っていました。その波に乗り、8ヶ月超えた段階で10万人登録者を獲得したり、10万再生以上の動画を公開したりなど、着実に数字を伸ばしていきました。コロナ禍は、自分にとってはピンチをチャンスに変えるための時期だったと捉えています。コロナ禍でチャンスを獲得できた人というのは波に乗ることの重要性を掴んでいると思うからです。私のYoutubeヒットは、どんなに実力のない人でも波に乗ることでうまくいく可能性が広がる、時代がもたらす価値観の象徴ともいえます。

シンガポール生活での気付き

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海外に移住して、自社でセミナーを開催し続けることで、新たな気付きもありました。私は教えることがそもそも好きで、何を隠そう教師になりたいという願望も持っていたのです。その願望を表に出していく勇気を得ました。
シンガポール人は、とにかく勉強熱心で、ガッツがあります。文化度も成熟しており、ちょっとしたプレゼントに本を送り合うなどのハイソな面が色濃くあります。自己投資や読書にかける時間が世界的に見ても多く、勉強熱心なはずの日本と比較した際にも、生涯学習に対する意識は圧倒的にシンガポールが高いといえます。私は、シンガポール人の学び続ける姿勢に日々刺激を受けています。移住をして、日本人の学ぶ力を底上げしたいという思いが強まりました。次第に、自分が教える内容でビジネスの気づきを得てもらえたら、と考えるようになり、今は「セミナー」を精力的に開催しています。

原貴則氏の見据える、日本人ビジネスパーソンの未来

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私自身、海外に拠点を持って仕事を推進していくにあたっては、周りをけん引していけるような強い倫理観を持って仕事にあたりたいと思っています。先ずは当社のセミナーを通じて、リテラシーの高い、大人なビジネスパーソンを周りに育てたいです。
一言で大人なビジネスパーソンといっても、もちろん年齢とは別に、ひとそれぞれの「ライフステージの段階」というものがあります。いつかその自分の内側に対する強い思いを、外側の世界に対する思いに変換し、文化資本として皆の力に変えたい。そう願い、達成することが、成熟社会の大人のやり方というものではないでしょうか。
私は、日本人が世界に羽ばたくためには、世の中を前進させる推進力を携え、より高い世界観を目指していくことが重要だと考えています。
端的に、全ての日本人ビジネスパーソンが「高い発信力」を携えること。それらが当たり前になるように、より一層自身の仕事の精度を高め、貢献したいのです。

エアグローバルエージェンシーとの繋がり

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民泊事業は、5年前に始めましたが、始めたばかりの頃は利益があまりでませんでした。私は将来タイに住みたかったので、とりあえず物件を購入して、市況の様子を見ていました。しかし、あまり条件が良くない物件をひいてしまい、メンテナンスの点で苦労しました。現地の業者に改善を求めたのですが、なかなか進捗がなく、途方に暮れていたのです。
そんな時、とある経営塾で知り合ったエアグローバルエージェンシーの近江さんに相談し、採算度返しで親身に相談に応じていただいたのです。本当にとても助かりました。現在、タイの物件は近江さんのテコ入れがあったおかげで、回収の見込みがつき、ほっとしています。近江さんはとにかく人柄がよく、強い責任感を持って取り組んでくださり、大変感謝しています。

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