香港・中国人投資家が大阪に熱視線! 民泊運営付き分譲マンション販売を手掛ける 株式会社アールイー・ラボ 恩田清代表インタビュー
株式会社アールイー・ラボは、不動産売買を中心に、仲介・買取再販・不動産コンサルティング、民泊運営付き分譲マンションの販売をしています。香港をはじめとする海外でも積極的にビジネスを推進し、新たな投資の時代を牽引します。同社の恩田清代表に、昨今アジアの投資家に大人気の「大阪」の魅力についても詳しく伺いました。
特区民泊運営付き分譲マンション販売から海外事業への道のり
株式会社アールイー・ラボは、宅地建物取引業の免許を取得し、不動産売買を中心に、仲介・買取再販・不動産コンサルティング等を行っています。
自社開発物件の新マンションブランド『@RLiS_house』シリーズを誕生させ、新大阪北、通天閣、大阪ドームシティ・難波、難波・桜川、大阪ベイサイドシティといったエリアに6物件を展開しています。2011年頃からは、オーナー様の投資効率を上げるために『特区民泊運営付き分譲マンション』の販売を開始。それに伴い、自社開発マンションのシリーズ化を決定し、新マンションブランドを『@RLiS_house』に統一、自社開発物件を運用しています。
2015年頃から、不動産投資は「賃貸需要」から「民泊需要」インバウンド需要の時代へと移行しました。そんな時代の流れを受け、外国人投資家向け住宅販売を含めた販路拡大にも漕ぎ出したのです。
外国人投資家向け住宅販売
弊社のミッションは、エージェントの既存チャネルを最大限活用し、新築で民泊付きの物件を普及することです。年間の半分ほどはホテルを会場にセミナーを開催し、不動産を購入された方の民泊運営は、弊社の子会社がサポートを行っています。
現在、弊社は海外の事業者さん向けに物件を販売していますが、当事業を始めたきっかけは、2012年頃、日本のワンルームマンションの中古物件を香港や中国の投資家が多く購入している流れがあったことに起因します。
私はアメリカ在住歴があり、ビジネス英語が話せるので、外国人投資家向けに住宅販売の営業実績がありました。そのスキルを活かし、当社で香港での販売を始めた際は中国語ができるスタッフにも助けられながら、多くのお客様とお話しをすることができたのです。
外国人投資家にとっての大阪の魅力
香港や中国の投資家は、日本の都市の中ではハイテクで便利な東京より、多少垢抜けないところもある大阪が大人気です。
外国人投資家向けに民泊付き物件を販売する際には、大阪の市況に関心が集まります。大阪は、万博やカジノ誘致など、印象に残る話題性に富んでいるのです。街としての魅力にあふれ、海外の方への訴求力があります。
一度大阪に来た人にとっては、アジア特有の人懐っこさや、人情味に共感するところがあるのかもしれません。
民泊の市況をみても魅力があります。大阪はそもそもホテルの自体が少なく、インバウンド向けの新規参入には好条件のエリアです。現在の大阪の不動産に関するインバウンド市況は韓国、中国、東南アジア(ベトナム、タイ、インドネシア)、南アジア(インド)からの投資家が多く関心を寄せています。
手頃な価格の広いホテルを好む東南アジアの方々にはスペックの差で圧倒的に民泊が好まれます。日系大手チェーンホテルが11平米程であるのに対し、民泊は25平米以上という規定もあり広いです。同価格帯であればどちらに軍配か?はいうまでもありません。
大阪の不動産市場はインバウンドの影響で爆発的に売れ、民泊は通常賃貸マンションの3倍ほどの価格で高利回りが見込まれています(同社調べによる)。民泊参入においてブルーオーシャンのフィールドといえるでしょう。
AirGlobalAgencyとの繋がり
AirGlobalAgencyの近江さんが上海のセミナーに出店された際、当社の翻訳スタッフを派遣させていただいたことがありました。コロナ禍でも助成金の相談に乗っていただくなど、コンサルティング的なサポートをしていただいたことにも非常に感謝しています。
弊社はOTAをメインに運営していますが、近江さんにAirBnBのイロハを色々と教えていただいたことで、AirBnBにも対応できるようになりました。
仲介業をメインにしていますが、最近は自社で購入した物件を管理するフェーズに少しずつ移行しています。コロナ禍によって10数件の物件が影響を受けましたが、マンション内部にIoTを導入し、お客様の利便性を追求するとともに、共用部に監視カメラを配備するなど、管理面を強化していく所存です。
インバウンド優勢なフィールドで、より価値の高いサービスを追求して参りましょう。引き続き、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
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